自給自足を考える

自給自足というのは語弊があると思う。半自給自足が正しい。

今の世の中で生活のすべてを自給自足で賄うということは不可能なこと。できるだけ自給自足に近づきたい。と思ったら食料を調達するところからはじめるのが最初の一歩だ。

自家栽培した野菜は本当に安心して食べられるはず。たとえ農薬を使っても、その使用量、使用した薬種、などが明確なため納得して食すことができる。

巷では「無農薬」「低農薬」「有機栽培」などをうたい文句に宅配の野菜が大人気らしい。生産者の顔写真を掲載して「わたしが作りました」とあるが、どこまで信頼できるのかその目で確かめた人はいないだろう。

しかし自分で育てた野菜、どれだけ「有機栽培」ができるのか試してみるといいかもしれない。その大変さに気づくことになる。

次はニワ鳥を飼う。鶏は優秀な家畜で、毎日卵を産んでくれて畑に必要な肥料も生産してくれる。廃鶏は鶏肉となって食卓に上り、ガラは出汁となっておいしいスープになる。まさに骨の髄まで活躍してくれる最強の家畜だろう。まず自給自足の第一段階としてはこの辺が妥当なところ。

慣れてくると野菜や卵を「道の駅」などに出品させてもらい現金収入を得る。